


そのモデルハウスには爽やかな風が吹いていました。
2001年5月。外は陽が燦燦と照って暑いというのに、森の中のように心地よいその空間は、マツミハウジング(株)の松井修三現会長が、「住み心地のいい家」をテーマに研究を重ね、つくりあげたものでした。
弊社社長・小林良三はその工法を導入したいと思いました。それまで自分なりに断熱について研究し、様々な試行錯誤を繰り返してきた小林には、その工法のもつ良さが、即座に理解できたのです。

しかし、「いい家」を建てたいというお客様はなかなか現れませんでした。「住み心地」という目に見えないもののために大金を投じようという発想は、その頃にはほとんどなかったのです。
「いまのままでいいよ、十分だよ」と言うお客様に頼み込み、小林は自費で「いい家」の工法を施工しました。そのお客様から徐々に評判が口コミで広がり、水戸工務店の家は快適だという評価が定着していったのです。


いま私たちは「いい家」をつくる会の会員として、さらなる未来をめざしています。それはこれまでの工法を常に新鮮な目で見直し、さらにいいものを取り入れていくこと。そして水戸工務店のオリジナリティをしっかりと打ち出すことです。
「いい家」をつくる会の会員が、みんな同じような家をつくるのではつまらない。それぞれの良さを最大限に活かし、地域にお住まいのお客様のライフスタイルに合った家づくりをしていこう。私たち「いい家」をつくる会の会員工務店はそのように考えて、お互いをよきライバルとして高めあっています。
「いい家」の会員であることに誇りを持ち、それ以上に「水戸工務店」の名に誇りを持つこと―それがこの会の発展にもつながるに違いないと私たちは信じ、これからも一層努力してまいります。
▲水戸工務店 社長 小林良三